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2024.04.26
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2020.01.16








ひとつ事柄を終えまして、今日無事2020年を迎えることができました。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
以下長いですが今年というか今後の抱負をふたつ。


ひとつは消費的な上書き行動の繰り返しではなく、表現の循環の一部でいることを心に留めて活動すること。
イカれてたとき言語化できなかった考えをやっとまとめられました。
どこで何を感じるかは人それぞれですが、創作物においては何かに反応するためのセンサー(価値観)が
今までの人生のどこかで種として植えられていたわけで、何もない状態から突然何かを認知できたりしないですよね。
その種というのも誰かが表現した何か(アートでも文章でもなんでも)で、表現した人もほかの何かに反応して表現するまでの行動に至ってるはずです。
心が動かされるようなものを受け取った時ただすごい!面白い!と思うだけで通り過ぎてしまうと、 この流れを断ち切ってることになりますよね?
何か作りたいと思ってる私が、この流れをぶった斬ってるのは不自然な気がします。
今までついつい首を絞めるような行動をして数や時間と闘ってしまったり、馬力のなさをコントロールできずに頭の具合が悪くなってしまったりして
もはや何がしたくて作ってるのか目的も行方知れずなのにただただしんどいみたいな状況だったんですが
今どこにいてどうすれば違和感なく過ごせるのかはっきりしたのでかなり吹っ切れました。
世の中から受け取った何かを自分の手でこね回してから世の中に戻して、またいずれ何かを受け取る環の中にいられるように心がけたいです。


ふたつめは私の服を選んでくださった方が自身のその選択を誇れるようなものを作ることです。
どこに力を入れてどこを抜くかというディーラーさん側の取捨選択やお客さん側の誰の何を買うかという取捨選択は
それぞれ価値観や美意識の表明みたいなものかと思います。
なくても死なないものにお金や労力使うってそういうことですよね。素敵だと信じるもの、これだと思うものにどちら側も心血注いでますよね。
みんな自分のペースや生活に見合った範囲で力加減を工夫されたり、誰か/何かを支持されてるんだと思います。
服作る方がたくさんいる中で、主流のドレス系から外れた私の豆腐(服)を選んでくれる方にお返しできるものは
きれいな縫製の静かな服を作っていたいという私のポリシーくらいかと思うんです。
独学の身で自分できれいな縫製とか言うんかいと突っ込み頂きそうですが
これを明らかにしないと作品もこの内容も漠然と受け取られてしまう気がするので気負ってはっきり書きました。
私の価値観の表明が服になっているわけですから、恥ずかしくないものを届けられるように
同じ感覚を共有してくださる方との「ここがこうだと落ち着くよね」を大切にこれからも活動していきます。
見守ってね〜!なんて甘えるつもりはないので、今後シビアな目でできあがったものをご覧頂けたら幸いです。




一月吉日 デボン














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